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伊独旅行 4日目 フィレンツェ

【2005.03.20】
今日はアカデミア美術館とウフィツィ美術館を巡ろうと計画。
もちろん、チケットの予約などしていない。

DSC00698.JPGアカデミア美術館にはダヴィデのオリジナルがあるというのでかなり楽しみだった。結構並ぶと聞いてはいたものの、まぁ大丈夫だろうと根拠もなく向かい、朝一番だったおかげかほとんど待たずに入れた。万歳。
アカデミア美術館はあまり広くなく、メインの展示物はミケランジェロのダビデ像くらいだった。
美術館のクーポラ下に展示してあるダビデ像の写真は、いろいろなところで目にすることができるけど、実物を初めて見ての印象は「でかい」だった。根拠もなく、人間より一回り大きいくらいだと思っていたが、はるかにでかかった。ついでに、最近レストアされたらしく、思っていたより白くてきれいだった。
いつもいつも前方からの写真ばかりだったので、全方位からしみじみ見つめて満足。

そして次は(多分)本命のウフィツィ美術館。
といっても、実は「ヴィーナスの誕生」が見たいくらいだったりするんだけど、行ってみてびっくり。
こ の 行 列 は 何 事 で す か ?
ピークの時のディズニーランドの入場待ち行列とか、国立西洋美術館に蝶有名な絵画が来てるときの日曜の行列のようだ……って、今日は日曜日じゃないか!
電子掲示板に「外の行列は240分待ち、中に入ってから10分待ち」とか書いてあったものの「まさかなあ」と最後尾に並んで1時間オーバー……まだ、行列、半分も進んでいませんorz
もうお昼。このまま並び続けていたら、昼飯食い損なう。こりゃだめだ。
とあっさりあきらめ、次回は必ずチケット予約する! と誓いを立ててまずお昼を食べることにして、ガイドブックで見た安くておいしいらしいトラットリアへ向かったのだった。

DSC00924.JPGところで、ヴェッキオ橋の胸像の柵に錠前がたくさんついていた。どういういわれがあるのか実はわからないけど、名前とか書いてある錠前がこれでもかというくらいつけられていた。これも何かいわれがあるのだろう。
ちなみに「合格祈願」なんてのもあった。
胸像はなんとか言う偉い職人様のものらしい、けどイタリア語なのでまったくわからない。

昼飯に選んだのはリボリータ。ガイドブックには「パンのスープ」と説明があったけど、何のことはない、米じゃなくてパンを使ってるだけで「フィレンツェ風雑炊」だろこりゃ、と思った。
午前中は曇っていて寒かったので、おいしいうえに体もあったまってありがたい。

午後はピッティ宮へ行くことに決定。
宮殿だけど、別に王様とか貴族とかが住んでいた訳ではなく、メディチ家に対抗していたピッティ家の邸宅として作られたのだとか。すごすぎ。でかすぎ。
中は現在美術館になっていて、そのうちの一つのパラティーナ美術館には、歴代大公の収集した美術品が納められているのだとか。
なんかね、王の城塞を見学したときと比較しても、ひけを取らないくらいのコレクンションなんですけど? 改めて、フィレンツェ大公ってばすごかったんだなあと思う。実はよく知らないんだけど。

DSC00960.JPGパラティーナ美術館を見たあとは、ピッティ宮の庭園「ボーボリ庭園」へ。
丘の上まできれいに整えられた庭園になっていて、上まで登ったときの見晴らしがすごくよかった。入場料払わないと行けないけど、自宅の近所にこんな庭園があったら、散歩に来たいくらいだ。ちょうど晴れてきて、必死こいて坂をのぼったら汗をかいてしまった。

ひとしきり庭園を散策して満足した後、ピッティ宮前の店で土産品を買った。
レモンのリキュールと、グラッパ。あと、文具店(というか、革の装丁のノートが売りらしいけど)で、ペンのセットとシーリングワックスのセット。
ここで、一つずつ箱に入れて封鑞をしてくれたのだけど、初めて封鑞の仕方を覚えた気がする(笑
自分の分も買っておけばよかったかも、と、店を出てから考えたのは内緒だ。

DSC00988.JPGそれから、すぐホテルへ帰るのもつまらないなと、サント・スピリト教会に向かって歩いてみると、教会前の広場では市場が開かれていた。
お土産物の市場ではなく、どうやらフィレンツェ近郊から、自家製のチーズやオリーブオイルなどを持ち寄って売っているらしい。これはいい! と、オリーブオイル、ビネガー、石けんを買い込む私。もちろんイタリア語はわからないし、おばちゃんも英語はわからないけれど、身振り手振りと1~5までの数字と挨拶でなんとかなったのだった。

伊独旅行 3日目 ピサ

【2005.03.19】
イタリアでは駅に改札がないのは知っていたが、乗る前にホームの刻印機で刻印しなければ罰金を取られることを初めて知った。ガーン。
もうちょっと外国人にもわかりやすく注意を書いておいてほしい、と思ったら地球の歩き方の端っこのほうで説明してあった。
運賃5ユーロで、罰金5ユーロ。ユーロ高なのにこれはない。

DSC00859.JPGさて、ピサのドゥオモ広場。ここに斜塔がある。
実物の斜塔は、思わず笑ってしまうくらいに傾いていた。
確かに、写真でも傾いているのはわかるのだけど、実物は、写真よりずっと、ものすごく傾いて見えるのだ。ものすごく面白い。

チケットオフィスで予約券とチケットを引き換え、ガイドツアーのスタートまでの1時間を、ドゥオモと洗礼堂を見て過ごすことにした。
ピサというと斜塔しか知らなかったのだけど、ドゥオモの中もやっぱりきれいだ。
こういう教会や聖堂に入るといつも、信者じゃない自分はすごく場違いな場所にいると感じるのだけど、やっぱり雰囲気のなせるものなのだろうか。

DSC00886.JPG時間になったのでクロークに荷物を預け、斜塔の入り口へ。
ところで、斜塔の中の階段や壁も塔自身にたいして垂直方向に作られているわけで、地面にたいして垂直方向に作られているわけではない。つまり、それは、至極当然だけど、塔内部で体が感じている重力の方向と、壁や階段の垂直方向が一致しないため、非常に気持ち悪いのだ。ぶっちゃけ、平衡感覚がおかしくなってくるのである。
塔のどちら側にいるかによって、階段を急勾配に感じたり、やたら段差を低く感じたりするし、塔の頂上に出れば出たで、今度はやたら下に落ちてしまいそうな感覚に襲われたりするのだ。
非常に気持ち悪い。
塔を降りて地面に立つと、今度はしばらくまっすぐ歩けなかったりもする。
ほんと気持ち悪い。

……面白いけど。

ピサを堪能した後、昼を食べようかと駅前に出てみたけれど、いまいちいいと思える店が開いてない。
ちょうどフィレンツェ行きの電車も来るようだったので、おなかは空いていたけれど戻ってから遅いお昼を取ることにした。

DSC00914.JPG昼食後はサン・ロレンツォ教会を見ようと思っていたのだけど、ロレンツォ広場に来たらマーケットになっていたので、思わず端から端まで見て歩いてしまった。もちろん、見終わったときには教会は閉まっていた(笑
主に革製品が中心のようで、革のコートやら鞄やら、あとは土産物やらの露天がぎっちり並んでいた。こういう露天を見て歩くのは好きなので、かなり楽しい。
ついでに、フィレンツェの風景を描いて売ってる絵描きも多いのだけど、この広場で絵を売っていたおばちゃんのモノがちょっと気に入ったので、買うことにした。
エッチングに水彩で色を付けたものらしい。これを妹旦那の土産とすることにしよう。

伊独旅行 2日目 フィレンツェ

【2005.03.18】
目が覚めると、もうイタリアに入ってて、夜があけていた(笑
どうでもいいけど、私はコンパートメント1段目のベッドを使用で、2段目のベッドは両脇ともカップルが一つずつ使っていたのだけど、人の上でいちゃつくのは勘弁してほしいものである。

DSC00613.JPGフィレンツェには時間通りに到着。
フロには入りたいけれど、ホテルのチェックイン時間まで間があるので、駅の預かり所に荷物を預けて観光。

まずツーリストインフォメーションで地図を貰い、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会ドゥオモ広場を歩く。

……すごいです、ドゥオモ。
入り口に、まるで「ここはディズニーランドですか?」と思うような行列ができてるのもすごいけれど、彫刻はもちろん、様々な色の大理石を組み合わせて飾り立てられてる外観もすごくきれい。中の装飾もめちゃめちゃきれい。もう、口をぽかーんと開けて見入ってしまった。
これは、なんとしても一生に一度は見ておくべきじゃないかと思ってしまうくらい。たまらん。

DSC00670.JPGドゥオモをお上りさんちっくに見て歩き回ったところでちょうどお昼だったので、広場に面したオープンカフェで昼食を取る。
「とんでもない量が着たらどうしよう」と若干不安になりながら、ズッキーニとパルミジャーノのリゾットとカプチーノを頼むと、ちょうどいいくらいの量だった。日本人の腹にジャストサイズ。
これはよい、と気を良くして、食後のデザートまで追加で頼んでしまう。本場のティラミスだよ!

……コージーコーナーのナポレオンパイを遥かに凌駕するサイズでした。マジデスカ?
おまけに、想像していたティラミスと違っている。なんだかアイスクリームのケーキのように感じる。今日は晴れてて、ちょっと歩くと汗ばむくらいに暖かいとはいえ、さすがにアイスケーキjは冷えてきつい。どうにかこうにか3分の2ほどやっつけたけど、残してさようならすることにした。
油断禁物。

昼食後、しばらく歩いた後、荷物を引き取ってホテルへチェックイン。ようやく風呂に入り、着替えもして生き返る。
午後からは、午前のミサで入れなかったサンタ・マリア・ノヴェッラ教会とSt.ジョバンニ教会を拝観することに。

DSC00687.JPGSt.ジョバンニ教会、実はドゥオモの隣ってことで全然目立たないけどすごかった。天井が輝いていたよ。
……サンタ・マリア・ノヴェッラ教会もすごい。絵にしみじみと見入ってしまった。ステンドグラスもきれい。写真に撮れないのがつくづく残念。

この3つを見ただけで、フィレンツェ3泊(うち1日はピサ)では、全然足りないような気がしてきた。ウフィツィもアカデミアもまだまったく見ていないし、主目的のラ・スペコラもまだ行ってない。というか、駅近くのドゥオモ広場とサンタ・マリア・ノヴェッラ広場しか歩いていない。マジメに時間が足りないんじゃなかろうか?

シニョリーナ広場でダビデのレプリカの写真を撮ったり、妹の土産にボヨラのバッグを買ったりしていたら、17時を回ったので、そろそろドゥオモのクーポラへ。
まだ微妙に早すぎる気がしたので、体ならしに鐘楼に登っておくことに。
眺めはかなりきれいだったけど、キツイ。
こんなに息が切れてて、クーポラは大丈夫なのだろうか?

DSC00747.JPGそして本番。
17時半をすぎても「ここはディズニーランドなのか?」と見まごうような行列に、少々うんざりしながら、30分近くかけてクーポラへ登った。
途中、夕刻のミサをしているらしい礼拝堂を見下ろしながら、天井近くの通路を歩いたりして、ちょっと楽しい。天井画も間近に見られてダブルラッキー。
ようやく上に到着したときにはちょうど18時くらい。もう数十分で日没。計算通り。
日没をまったり眺めながら(まったりするには混み過ぎていたけど)、追い出されるぎりぎりまで粘って写真を撮り、フィレンツェの夕暮れを堪能。
もうちょっと日没が早い時間だったら、もっと堪能できるんだろうなあ。とはいえ、上にいられるのは、日没の時間くらいまでのようだけど。

夕飯は、通りかかりに目に入ったリストランテで、シーフードのパスタとサラダとワイン。食後にカプチーノ。
パスタが若干ゆで過ぎなのを除けば、かなりおいしかった。おいしくて幸せだ。
しかも、お腹いっぱいでホテルに帰ると、今日はベッドでゆったり寝られるのだ。幸せすぎ。