【1999.08.27】
■Schloss Neuschwansteinへ!!
起きたらあいにくの雨。まぁ、昨日の夜からちょっと降ってたんだけどね。いちおう、やんではいるみたいだから、傘はいらないかなと判断。
今日の目玉はノイシュバンシュタイン城。昨日ヨーロッパバスのガイドのお兄ちゃんが言っていたことを考慮して、朝一番のバスでお城まで行く事にする。
始発の時間は8時なので、さっさと朝食を済ませ、ホテルをチェックアウトして荷物を預かってもらい、バス亭へ。7時50分、ほぼ一番乗り。
「さすがにまだ人いないね~」と呑気にしゃべりつつバスを待っていると……立て続けに3台ほど観光バスが停まり、わらわらわらと日本人の大集団が後ろにズラリ。絶句。日本人ツアー、スケジュール厳しいから朝早いんだね。 「……あの兄ちゃんが言ってたのって、誇張でもなんでもなかったんだ……」
3人でただただ呆然とする。すごいよ、日本人ツアー。おばちゃんいっぱい。関西弁で「ルートビッヒ」がどうこう言ってるの聞いてると、心の中の何かが萎えてくる。てか、おばちゃんはどこにいってもおばちゃんだ!!
で、ふもとから鮨詰めなミニバスで、お城へ。あぁ、おばちゃんトークがもうなんとも言えないくらいすごい。
ミニバスでマリエンブリュッケのそばまで行って、そこから歩く。どうやらツアーなおばちゃんたちは先に橋の方へと行くようで、「橋は後でいい。先に城へ行こう!」と満場一致で城へと向かった。距離はそうでもないけど、山道で坂がキツいので結構疲れる。チケットを買って、入り口へ向かうと、言葉毎にガイドツアーがわかれていたので、もう、おばちゃんにかなりうんざりしていたわれわれは迷わず英語の列を選んだ。
すごいよ。列の長さ、英語を1とすると独語が2、仏語と伊語が0.5くらいで日本語は10って感じかな。ちなみに、日本人ツアーはすべからく日本語ガイドツアーらしい。そりゃそうか。個人で来ている日本人は、ほとんど英語ガイドツアーに流れてるっぽい。
■キラキラ
1時間近く列に並んで待ったところで、ようやく城の中へ。案外狭いのかな、と思った。でも豪華でキラキラしてる。ワーグナー尽くし。さすがルートヴィッヒ二世!!
でも、気になったのは、「来客用の部屋がない」っていうこと。人嫌いっていうのは、ほんとなんだなぁと実感。立派な召使部屋はあっても、来客用(と思われる)部屋がほとんど見当たらないんだ。こんな山の中に、自分だけの夢の城を築いて、一人でじっとこもっているってどんな気分なんだろうか、とちょっと考えた。
それにしても、やっぱり趣味でこんな城3つも4つも作ってたら王様としてダメだろう、といういいだれ嬢の意見に同感。王様じゃなくて地方領主だったら、案外いい領主さまで一生終われたんじゃないだろうかとか思ってみたり。
■マリエンブリュッケ
城をひとしきり見学して(降りたり昇ったりで結構体力使う。たいへん)、土産物屋で例のごとくガイドブックを買い、バス停へと引き返す。バスで戻る前にマリエン橋に行かなければ!
ガイドブックによると、ここからの城の眺めはえらいきれいなのだそうで……確かにとってもきれい。あぁ、カメラがないのが悔やまれる!! せめて脳みそに焼き付けようと、ひたすら満足いくまでじーっと眺める。うー、白亜の城。白鳥城って名前は伊達じゃないのねぇとつくづく思う。
そんな私の横で、高所恐怖症なしみみ嬢が引きつっていた。「揺らさないで……揺れたらヤバイよ……(涙)」
■ホーエンシュバンガウ城
ところで、ノイシュヴァンシュタイン城の隣には、ホーエンシュヴァンガウ城という黄色いお城もあったりする。シンデレラ城のモデルにもなったというノイシュヴァンシュタイン城は日本人ツアーに大人気で見学必須らしいけど、こっちはマイナーだし見た目地味なので日本人はあんまりいない。当然ながら日本語ガイドツアーもない。
で、英語ツアーの列に並んで入場を待つ。ある程度、20人ほどの人数が集まらないとガイドツアーは発進しないのだが、これがなかなか集まらない。わたしたちの前に並んでたアメリカ人(推定)家族はずいぶん前から待っていたようで、後ろに人が来るたびに、「よし、あと●人だ!」みたいなことを言っていた。
そんな英語ガイドツアーの横は伊語ガイドツアーだったのだが、そっちはたったの1家族。伊語ツアーって、今日中に集まるんだろうか? などとぼーっと考えつつ、「遅いね~」「まだかな~」と3人で話していたら、イタリア人坊やの注目を受けてしまったらしい。イタリア語でしきりになにか話しかけてくる。「じゃぽねーぜ、じゃぽねーぜ!」。うを、めっちゃかわいい! なんで白人の坊やってこんなにかわいいんだ、お持ち帰りしたいぞ!!
そう、あたしら日本人なんだよ~イタリア語はジャポネーゼしかわからんよ~ここにいいだれ嬢の妹がいればコミュニケーションできたのにね~……等と日本語で言いつつ手を振ったりしたら、イタリア人坊や、なんだかお土産な青白チェックのバイエルン旗を振り回したりして大はしゃぎ。
そのうち、坊やのパパが荷物の中からフジヤマテレカを取り出して、わたしたちに見せてくれた。
「はっ、これは!! でぃすいずまうんとふじ~! フジヤマ~!!」
なんだかすごく受けてしまい、よくわからないコミュニケーションが成立する。今手元に定期入れがあれば、キャッスル・クマモトなメトロカードをあげたのに! 超残念!!
大きくなったら日本に遊びにおいで~と思いつつ、ようやく人数がそろったところでガイドツアー開始。結局イタリア人ファミリーは、英語ツアーに加わることになったらしい。同じガイドツアーだったので、その間ずっと、坊やにモーションかけられまくりだった。あたしら気に入られたのか? これも国際親善ね、と思っておこう。
ホーエンシュヴァンガウ城の中は意外に派手。こっちの城の方が実用的な感じだけど、やっぱり派手。さすがだ。まぁ、派手とはいっても白鳥城ほどじゃないんだけどね。
わりと内装キラキラで、よくもまぁこんなに装飾したもんだ、と感心してしまった。
ちなみに、わかりやすいとはいえ英語なので、ガイドの内容は半分くらいしかわからなかったけど、こっちも来てよかった~と思った。日本人ツアーよ、ここまで来てノイシュヴァンシュタイン城だけで帰っちゃうなんて、勿体無いぞう!!
ついでに、ガイドのお兄ちゃんナイス! レベル高いよ!! どのくらいナイスかっていうと、ローテンブルクのソーセージ売り兄ちゃんの次くらいにナイスかな。
■ミュンヘンへ行こう
そして今日はミュンヘンへ移動。バスが出るまであまり時間がなかったので、お昼は駅についてからにしようかと、荷物を引きずってフュッセン行きのバスに乗る。10分ほどで駅についたけど、電車の時間が迫っているため、やっぱり食べ物何も買えずに電車に乗り込む。
なんか……ハイテンションな人が多いのはなぜ? と思ったら、どうもサッカーのサポーターらしい。週末、ミュンヘンで試合でもあるのだろうか? よくわからん。
隣のボックス席に座ってる日本人バックパッカーな女の子達が、ハイテンションなドイツ人(学生?)のトレーナーにサインをねだられ、マジックでキュッキュッと名前を書いていた。「藤原紀香にしよう~」「んじゃ、今度はキムタク~」お……おいおい。
ついでに、結構風が気持ちいいので、電車に乗ってる間、列車の窓は開きっぱなしだったのだが……牧場地帯を抜けていくのはいいけれど、窓からなんとも言えない牛馬の香りが……臭い! かなり強烈に臭いよ!!
電車に乗ってる2時間、牧場地帯での匂いに耐え、ようやくミュンヘンに到着。さすがに駅はでかい。
おまけに、ここに来るとかなり「都会」って感じだ。人種もさまざま。
駅を出て、ツーリストインフォメーションで地図を買い、まずはホテルへチェックイン。駅のすぐそばでなかなかいい感じ。しかも(?)、ここのホテルの親父の目、すっごくきれいな青緑色だった!
親父は寡黙に予約を確認すると、部屋のキーを差し出して、部屋の場所を教えてくれた。なかなかいい感じの部屋だ。親父もいい感じ。次に来るときも、ここに泊まろうかと思ったよ。
荷物を置いて少し落ち着いたところで、さっそく街にでる。昼食べてないから、まずはビアホールへ行こうと、アウグスティナーへ。白ソーセージも食べたいしね。
■アウグスティナー
途中、また急にパラパラと雨が降ってきたけど、皆慌てず騒がずビアホールへ入っていったのはさすがだと思った。もちろん、わたしたちもアウグスティナーへ入る。ちょうど前だったし。
中へ入って適当な席に座ると、なんか気難しそうなむっつりしたおじさんウェイターがやってきて、メニューを差し出した。メニューの英語を解読し、「夕食までそれほど時間ないから、少しだけ頼んでシェアしよう」といういつもの作戦でビールと白ソーセージを注文する。ついでに、シェアしたいからフォークを人数分くれ、と言ったら、ウェイターのオヤジが……「こんなに少量を三人でシェア!? マジか!!」すんごい剣幕。「日本人は少食なんだよ!」と言ったら、「だったらケバブでも食えばよかろうが!!」(たぶんこんな感じ)
そ、そんなに怒ることないじゃないか! 日本人の胃袋をあんたらの底無し胃袋と比べるな!! とひとしきりぶつくさ文句言って、「ムカついたから、絶対チップはやらん!!」と、結局ビール1杯にソーセージだけ平らげると、きっちりぴったりジャストな金額支払ってさっさと出てきてしまった。ビールはホントにおいしいのに、あのオヤジだけはいかん!!
■カウフホーフでお買い物
カウフホーフってのはようするにデパートらしい。お土産も買わないといけないし、下見もかねて、店内に入る。ここでいろいろ見て歩く。おもちゃ売り場もチェックだ! AD&Dもあるっ!
ドイツ語版のAD&Dってボックスセットで、マスター用、プレイヤー用、キャラクタークラスとかでセットがわかれてるのね。ドイツ語の響きがなんだか楽しくて、「よし、お土産だ~」とドイツ語版モンスターコンペディウムを買った。他にも今年ゲーム大賞を受賞したらしい「Tical」というボードゲームや、カタンのエキスパンションセット各種が山のように売ってた。
「Tical」は、パッケージ見た感じでは陣取り系のゲームって感じで面白そうだったけれど、どうやら英語の説明書は入ってないようだったので購入は断念する。
……英語ならまだしも、ドイツ語を解読するなんて、ちょっとできませんです、はい。
それから各階をふらふらと歩き……「ちょっと、服見てもいいかな?」がみさん、服売り場にハマる。服っていってもブランドものではないのよ。ふつうの、ノーブランドな服。普段着ってやつだね。もう萌え燃えさ。
だって、ドイツってわたしの身長が標準なのよ。袖丈とか肩幅とかかなりいい感じ。おまけにデザインも好み!! あぁっ、服売り場で買い物に燃えたのって何年振りかしらっ!? こんなによりどりみどり選べるなんてっ!!
ごそごそと気の済むまで漁った後、いくつか購入。絶対また来る! 次はミュンヘン“カウフホーフでお買い物”ツアーだ!! 心に誓いましたとも、ええ。
■シュパーテン
宝石屋でウィンドウショッピングとか、ポルシェ・デザインをのぞいたりとか、気になるお店を覗きまくって満足したあと、一度ホテルに戻る。荷物増えたからね。
それから、夕食を食べるために再びマリエン広場へ。
今日はレジデンツのそばにある、シュパーテンというレストランへ。結構ちゃんとしたところのようなので、シェアはやらずに一人一品ずつちゃんと頼む。わたしは鴨肉のなんとかいう料理。鴨の腿肉を焼いてソースがかかっているというやつ。激うま。付け合せのもちっとしたイモ団子もおいしいし、ザワークラウトもおいしいし、何より鴨とソースがすっごくうまい! もちろん酒もうまい!!
「う、うますぎる。これ残すのは非常に勿体無いから、絶対食べきろう。時間かかると思うけど、いいかな?」 そう言って延々時間をかけてお腹に詰め込み……満足!! あぁ、思い出すだけでよだれがでちゃう。また食べに行きたいよ。
ちなみに、今回頼んだ酒は、ワインだった。しみみちゃんはビールを飲んだのだが、「オヤジにはムカついたけど、ビールはアウグスティナーのほうがおいしいかも」だそうだ。