【2003.09.09】
たぶん、ドイツのライン川でもっとも有名な伝説といったら、ワーグナーが歌劇に仕立てた「ニーベルングの指輪」じゃないかと思う。
大学時代、独語を履修していたときの教本がコレだったんだけど(たぶん、岩波文庫で出ている「ニーベルンゲンの歌」の原書がやさしく書き直されたやつで、ワーグナーの歌劇とはずいぶん役回りなど変わっていたが)、このとき初めて全部を読んで、北欧の英雄の脳筋ぶりと頭の悪さにクラクラしたことを覚えている。
ジークフリード、どんだけ○○なんだ! とか、マッスル至上主義はこれだから! とかもうね。
英雄たるもの、もう少し筋肉ではなく脳味噌を使うべきだと思う。この時代の英雄って、「マッスルでなんでも解決☆ミ」なところがあるよ。「マッスルの量」=「イケメン度」みたいな決まりがあるかのように。
閑話休題。
そのニーベルンゲンの歌で、英雄ジークフリートが悪竜ファブニールを退治したという伝説の地が「ドラッヘンフェルス」。
私は知らなかったのだけど、今回の旅行メンバーM氏が「ライン川行くならここへ!」と希望を出したため、コースに組み込まれたのだ。もちろん、知ってたら最初からコースに入れてたハズだけど(笑
ここへはふもとからケーブルカーで登る。もしかしたら車で上までいけるのかもしれないけど、駐車場等の問題もあるので車を停めてから、ケーブルカー乗り場へ。
途中には気になる城館があったけれど、立ち寄るのは時間的に厳しかったので帰りもスルーだった。
ケーブルカーの駅を降りて歩くと、廃墟になった城の塔。
ここでジークフリートとドラゴン・ファブニールが! と考えるといろいろムンムンしてきてしまう。主にゲーマー的な意味で。
意味もなく気持ちが盛り上がるんだよね。
ついでに、ケーブルカーの駅にあったコインプレスで、ドラッヘンフェルスコインを作成。
各地で見かけるとついついプレスしてしまう。
ちなみに、日本だとディズニーランドあたりでよくあるこのコインプレス、日本では100円入れると機械の中からコイン上の小さな円盤が出てプレスされるんだけど、こちらでは1ユーロのほかに5セントコインを入れ、その5セントコインをプレスしてもらう、変造コイン作成機になっている。
なので、出てきたプレス後のコインをよく透かし見ると、ほのかに「5」の数字や元のユーロセントコインの模様が浮かんでておもしろい(笑
ドラッヘンフェルスを堪能した後は、ふもとのレストランでお昼を済ませ、今夜の宿、アムストハウスへ向かった。
実は、宿までかなり大雑把な地図しか持っていなかったため、ホテルがある町ダウンまでは行けたものの、ホテルの詳細な位置がわからずにあっさりと迷った。
地図の縮尺がぜんぜん足りないんだよね。こんなことなら、ちゃんとMap24でホテルの周辺マップを印刷しておくべきだったと、後の祭りで後悔役立たず。
とにかく、地図の駅っぽいところに行けば何か案内でもあるんじゃないかと向かったら、元駅舎を改造したらしいパブかショットバーめいた店を発見したので、ここで「このホテルに行きたいのだけど」と聞くことにした。
しかし、お店の人は英語があまり話せず、こちらももちろんドイツ語はサッパリわからない。
どうしたもんかと思ったら、若干英語がわかるお姉さんが来て、カタコトの英語+図で説明してくれた。ドイツの人は、やっぱり親切だ。
図といっても、1つ目のロータリー(こちらの交差点はロータリーのようになってて、必ず左回りでまわらなければない)では何本目の道に入って……というのを合計4つ分。いくつロータリーを超えればいいんだw
その、4つ目のロータリーの先に市庁舎があるから、そのアタリでもう一度聞いてくれということだったけれど、市庁舎まできたらあっさりホテルの案内を発見。バンザイ!
お姉さんありがとう!
……ちなみに、持っていたロードマップを、どうやらここで思いっきり忘れてきたことには、後々気づいたw
なんてこったい。
荷物を降ろし、ホテルにチェックインしようとフロントに行くと、「予約入ってないよ?」というトラブルも発生……。
おかしい、メールでやりとりした記憶があるんだけど、あれは気のせいだったのか?
ホテル予約のメールも、ちゃんと横着せずに印刷して持ってくるべきである、という教訓。
幸い、シーズンオフで部屋は十分空いてるとのことで無事全員分の部屋は確保できたけれど、もし満室だったらと思うと非常にやばかった。
フロントにいたおばちゃんが「大丈夫よ! 部屋はあるから」とにっこり笑いつつ言ってくれたときは、心底安心した。
この、ホテル・アムストハウスはどこぞで修行をしたシェフのいる「新ドイツ料理」がウリ! とサイトに書いてあったので、チェックインと同時にレストランを予約した。さすがにジーンズはやめたけれど、テーブルについて周りをみたらあまり気負った格好でなくてもOKだったようだ。
メニューを見ると3~4品くらいの簡単なコースが選べたので、それぞれの胃袋の容量にあわせてチョイス。ウェイトレスのお姉さんに「全員で品数をそろえたほうが料理を出す時間を合わせられるけれど?」と確認されたけど、各々の胃袋にはかなり差があるので、それは気にしません、品数は別でお願いしますと伝える。
さらにこのお姉さん、ドイツ語メニューの内容を簡単に説明してくれたのだけれど、そこまで英語が堪能ではなかったようで肉の種類(牛、羊、豚、鳥)を説明するのにそれぞれの動物の鳴き真似をしてくれた。しかもちょっと恥ずかしげに。「これが“めーめー”で、こっちは“むーむー”で……」と。
なんという萌え属性(笑
未だに、このお姉さんはメンバー内での語り草になっている。
料理はもちろんおいしかった。
「さすが、ホテルのサイトに、外観の写真でも部屋の写真でもなく、シェフの写真をもってくるだけあるね!」
部屋の調度もかわいいし、機会があればまた行きたいホテルのひとつとなっている。
■今日観光したところ
ドラッヘンフェルス
ドラッヘンフェルスについて(英語)
ダウン
ダウンの町があるアイフェル地方
■本日の宿泊ホテルは古城ホテル「シュロスホテル アムストハウス ダウナーブルク」
さすが、レストランでの食事はうまかった。
ウェイトレスのお姉さんといい、かなりポイントが高い。
というか、日本人でここに泊まった人はたぶんかなりレアだと自負しているw
Schloss-Hotel Kurfurstliches Amtshaus Dauner Burg
Burgfriedstrase 28
54550 Daun / Vulkaneifel
http://www.hotel-daun.de/



