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伊独旅行 11日目 ミュンヘン

【2005.03.27】
今日からヨーロッパはサマータイム。
朝8時に朝食に行ったつもりが、実はもう9時。
私の1時間はどこへ?

それはともかく、今日の夕方の飛行機で帰国です。
DSC01767.JPG時間まで、どうしようかなと考えた後、スーツケースは駅のコインロッカーに預けて、ニンフェンブルク城を散策することに。
以前、親との旅行だったときに一度来たので2回目なんですが、実は結構好きな場所。
場内の博物館とかは有料だけど、庭園はフリーで入れるのがいい。じっくり歩いてると、半日くらい軽くつぶれるくらいの広さ。
ちょっと寒かったので、もう少し暖かくなったくらいに来るのがいいかもしれない。
さらに、日曜ということで、近くの人がジョギングをしに来たり、犬をつれて散歩をしてたりもする。

……自宅の側にも、こんな庭園があればなあと、かなりうらやましい。
公園があるにはあるけど、狭いし、たいして花も咲いてないのが残念。

DSC01856.JPGところで、帰りの便を待っているとき、空港でゴスロリちっくな出で立ちの日本人のお嬢さんたちを見かけたんですが、海外旅行もその格好じゃなきゃだめなんですか? と思いました。
というか、その服とか靴とか、全部持ってきたのか? とか、頭の中をぐるぐると。
だから、こっちの日本ガイドブックに「日本の若者文化」としてゴスロリが紹介されてしまうわけなんだね……

伊独旅行 10日目 ミュンヘン

【2005.03.26】
土曜日。今日は買い物の日。買い物をするなら本日夕方までが勝負。
なぜなら、ドイツの主要駅や空港以外にある店はすべからく、大型デパートですら土曜夕方~日曜は店休日だからだ。

昨日ぶらぶら歩いたときに見つけていたお茶の店や、カウトブリンガーという文房具店、カウフホフやらをはしごしながらいろいろと見て歩く。
ほんとうは靴を買いたかったけれど、どうにも気に入ったデザインのものが見当たらなかったのであきらめる。服も、今回はとくに欲しいものがなかったし、既に荷物も多いのでパス。
お茶の店で、自宅用にいくつかを選んで購入。一緒に、その店のイースター向けブレンドティーを購入。ヒヨコとニワトリのパッケージがかわいい。
ブレンドティーのヒヨコパッケージはアプリコットと桃をブレンドしたフルーツティー。かなり甘い香りの赤いお茶。味も甘酸っぱくてかなりおいしい。
ニワトリはルイボスティーをベースにいろいろなスパイスをブレンドしたスパイスティー。イチゴの香りにピリっとした味で、飲むとスッキリする。
ちょっとアタリかもしれない。

DSC01735.JPG次はヴィクトアーリエン広場。
昨日は全部の露天が閉まっていて人気もさっぱりだったが、今日はものすごい人出。たぶんアメ横と張れるくらい(笑
とはいえ、広さと人口はアメ横のほうが上だろうが。

広場のマーケットは、生鮮食品や花が中心で、見ていてかなり楽しい。
特に花屋。春なので、いろいろな種類のチューリップやネコヤナギをはじめとする切り花に、ポプリのようなドライフラワーをアレンジしたリースも、かなり安く買えるうえに種類も豊富。
うらやましい。
来るたび、近所にこんな場所があったらなあと溜め息が出てしまう。
切り花も、きれいな花束になっているのが(ユーロ高だというのに)日本の半分くらいの値段で買えるくらい安い。
非常にうらやましい。

今日は一日買い物で歩き回ってへとへとになったので、昨日も行ったリシャルトでサンドイッチと小さめのケーキ、カウフホフでパック入りの紅茶を買って、ホテルで早めの夕食にしたあと、部屋でだらだら寝てしまった。

……ホテルに戻ったとき、何故かスコットランドヤードの20thエディションを持っていたのは気のせいじゃなかった。

伊独旅行 9日目 ミュンヘン

【2005.03.25】
DSC01477.JPG今日は3月25日金曜日。

ミュンヘンを観光……の前に、昨晩梱包した荷物をポストオフィスで発送してしまおうと、雨の中(そう、今日は雨だった)ミカン箱抱えて駅前へ。
「ポスト」の看板はあるけど、ATMもあるけど、入り口が見つからない。なぜだ?
ホテルに戻ってフロントで聞いてみると。

「今日はイースターなのよ」

そう、今日は3月25日金曜日。2005年のイースターの金曜日。つまり祝日。日曜と一緒であらゆる店だなんだが休みの日。忘れてたよ。
仕方ないので荷物を部屋に戻し、観光三昧することに。
実はミュンヘン4度目だっていうのに、未だに見てない場所はいっぱいある。いつも買い物ばかりしてしまうから(笑

DSC01509.JPGまず、マリエン広場に面したお屋敷にある、狩猟博物館。
狩猟と漁に関するものを集めたものらしく、獲物の剥製(動物に限らず魚まで)やら道具やらがいろいろ展示されている。意外に中は広くて見応えあり。

で、一つ気になったもの。「Wolpertinger」
説明プレートには以下のように書いてある(辞書に載ってないというか、たぶんラテン語入ってて全部はわからん)

Klasse/種:Saeugetiere/ほ乳動物(Carnivora/食肉目)
Ordnung/目:Raubtiere/肉食獣(Carnivora/食肉目)
Familie/科:Marder/テン(Mustelidae/イタチ科)
Art:Wolpertinger, vulgo Kreiss(Crisensus bavaricus)
Unterart:Niederbayerischer Wolpertinger(Crisensus bavaricus)

ヒトコトで言うなら、いろいろな野生動物のパーツを会わせたキメラってところだろうか。
バイエルン地方でどーたらというのはわかったんだけど、私のドイツ語能力じゃそれ以上がさっぱりわからない。
いったいどんな謂れがあるのかすらわからない。
部屋に戻ってGoogleで検索したけど、出てくるのは独語のサイトばっかりだし。http://www.josefbauer.com/waidlaseitn.htm
それはそれとして、ミュージアムショップでWolpertingerのぬいぐるみはゲット。

DSC01561.JPG狩猟博物館を見終わって、次はレジデンツへ。
イースターということで、マリエン広場には、聖ミヒャエル教会から聖歌を歌いながら行進してくる人たちがたくさんいるようだ。
今日に限っていえば、ミュンヘンの教会は、観光名所ではあっても普通にミサを執り行ったり等の活動をしているため、教会巡りはちょっとやりづらい。

ミュンヘン自体は何度来てても、レジデンツの見学は初めてだ。
話によると、午前と午後では展示するエリアが違うらしい。あとで午後の時間にも見に来よう。

イタリアのきらびやかな内装の宮殿もきれいだったけれど、私はやっぱり、ちょっと押さえめな装飾のほうが好きだ。全部が全部きらきらしてると疲れてしまう。
大理石のモザイクもきれいで好きだけど、組木細工のモザイクも好きだとか、あれこれ比べつつ見てしまった。
自分がドイツびいきなのを再確認したというところか。
もちろん、レジデンツ内にもロココ風(でいいのかな?)に派手に飾られた部屋もあって全部が全部シンプルというわけではないけれど、比べると、やはりイタリアのほうがハデだという印象がある。
もちろん、一部しか見ていないから本当にそうなのかはわからないけれど。

DSC01680.JPGレジデンツの締めは玉座。椅子に張られた布地の赤がとてもきれい。
……玉座って、見ると座りたくなるよ、猛烈に。

レジデンツ宝物庫も見学。
ここにはレジデンツ(というか、バイエルン王家)のお宝が集められている。もちろん、各種王冠も。
黄金と宝石で飾られて、彫金師いい仕事したな! と思えるようなきらきら輝く宝物がいっぱい……が、その中でもひときわすごかったのがコレ。金と宝石でできた、「聖ゲオルグの竜退治」。
黄金と宝石がきらきら輝いていて、溜め息がでるわ。
他にも宝剣やら水晶を彫った印章やら、何より金やら宝石やら貝細工やら、いろいろなもので装飾された宝箱(別に宝箱じゃないんだけど)と宝物オンパレード。
とてもきれいだった。

DSC01685.JPGレジデンツを見終わってみると昼はとっくにすぎていて、朝ご飯をしっかり食べたにも関わらずおなかはペコペコ。
さて、お昼はどうしようかとおもったけれど、マリエン広場に戻って目に止まった、カフェ・リシャルトへ。
カフェ・コンディトライという、本来はお茶と自家製ケーキを出す店なのだけど、軽食もあるようだったのでここに決定。
私は、非常に空腹だったこととドイツの基本皿サイズをすっかり忘れていたことで、あろうことか2品……小さなパンのついたトマトのクリームスープとシュペッツレのチーズ焼き(シュペッツレはドイツ風パスタ)を頼んでしまった。

結果、来たものには、「小さいパン」といっても山パンの6枚切り食パンくらいに相当する量があると思われる黒パンと、どんぶり一杯くらいの量のスープ。食べても食べてもスープが減らないのは気のせいだろうかと思い始めたころに、続いてゆうに2人前は十分あると思われる大きな皿に、これまたどんぶりサイズのサラダ付きのシュペッツレ登場。「付け合わせに少しの野菜」とか書いてあったけど、全然少しじゃないどころか「付け合せ」の量じゃない。
確かにパンはおいしい。皮がカリカリで中がもっちりしてて、すごくおいしい。スープもおいしい。シュペッツレもおいしい。サラダも、ヨーグルトのドレッシングでかなりおいしい。

だがムリだ。私は結構食べる方だとは思うが、それでもムリだ。絶対ムリ。

……半分食べるのがやっとだった。

ちなみに、隣の席は夫婦連れだったのだけど、ふと見たら奥様のほうがケーキ2個を完食していた。
ケーキは、先日フィレンツェで見たあのティラミスと同等、コージーコーナーのナポレオンパイ並かそれ以上のサイズ。
それを2個。日本で言うなら、小さいホールケーキを1個まるまる完食したくらいの量に相当するはずだ。
ありえん。

DSC01714.JPG腹いっぱいになり、歩き回って疲れたのでいったんホテルへ戻ろうと考え、マリエン広場からカールス広場へと歩いていると、聖ミヒャエル教会から少し離れたところにある、ガイドブックにも載っていない教会に立ち寄った。ちょうどミサも何もやっていなかったようなので。
ここはかなり新しい(といっても、建立後100年くらい?)教会らしい。
内部の壁に沿って、キリストがゴルゴダの丘に登って張付けにされ、再び復活するまでの様子を表した像がぐるりと順番に置いてある。

何気なく見ていると、ここを訪れた人たちが並んで、順番に、とある胸像に手を当てて祈っているのが見えた。
Pater Rupert Mayerという人で、第二次世界大戦中にミュンヘンで何かをした偉大な人物らしい。
何がどう偉大なのかは、ドイツ語だったのでよくわからなかったが。
なんだろう、何か、逮捕されたときのような写真があったりしたので、もしかしたら、大戦中にナチスに抵抗したとかなのだろうか? ちなみに、没年は1944年。
日本でも「福者ルーペルト・マイヤーの生涯 (ミュンヘンの使徒)」という本が出版されているようなのだけど、いったい何をした人なのかがさっぱりわからなかった。
わからないものは仕方がないので、途中で飲み物を買ってホテルに到着。
……ついたとたん、いきなり雨が本降りになった。
メモリいっぱいになった写真を吸い上げて整理してたらもう日暮れ。
全然おなかも空かないし、疲れたしで、今日はもう寝てしまうことにする。

伊独旅行 8日目 ヴェネツィアとミュンヘン

【2005.03.24】
そ・し・て……
朝起きると、ハラに鈍い痛みが……想定内ではあったけれど、まさかこういうタイミングで来るとは思ってなかったアレですか。しかも最悪のタイミングで。
ほぼ1日移動に使う日だからよしとしておこう……とはいえ、そのまま放置すると半日布団に包まったまま動けなくなるのは目に見えているので、「持っててよかったノーシンAR」と言いつつドーピング。
1時間ほど、まったりゆっくり荷物をまとめていたら、元気になった。西洋医学万歳! と思う瞬間。

しかし重い荷物を2つも抱えてうろうろするのはぞっとしないので、朝食前に駅のクロークへ預けてしまうことに。
推定、スーツケースが30k、もう一つが15k……このまま飛行機乗ったら、絶対追加料金取られる(笑
ミュンヘンについたら重たくてかさばらないモノは全部ダンボールに詰めて送るつもりだけどね。

朝食とチェックアウトを済ませた後、どこか落ち着いて見に行くほどの時間もなかったので、路地を歩けるだけ歩いて駅へ向かうことにした。
DSC01327.JPG途中で聖バルナバ教会を覗いたり、サンタ・マリア・デル・フラーリ教会に入って中の見事な彫刻にポカーンとしたり、なかなか楽しい。あと2、3日あったら、ヴェネツィア中くまなく歩き回ったことだろう。
アカデミアから聖シルヴェストロ広場まで来たあたりで時間も押してきたので、ヴァポレットに乗船。写真をぱしゃぱしゃ取りつつ、駅到着。
これでヴェネツィアとはお別れだ。

ヴェネツィアからInterCityで1時間20分。ヴェローナ駅で今度はEuroCity(EC)に乗り換え。
トイレに行きたい! と思ったけれど、でかい荷物を抱えて30分以内にトイレ探し、用を足した後にホームへ戻るなんて無理、と冷静に判断し、乗り込むまで我慢(笑)

DSC01412.JPGECは2等車に乗ったのだけど、2等車では6人1室のコンパートメントをシェアをするような形になっているがその際、荷物は上の戸棚へ乗せなければいけない。
……そう、私のものすごく重いスーツケースも戸棚へ乗せなければいけない。
やっべー、乗せられるかなーとトライしてたら、お隣の席だったおじいちゃん(マリオさんと言うらしい)が手伝ってくれた。ありがたい。でもお年寄りなのにこんな真似させてよいのだろうか。私の荷物のせいで腰悪くしたりしたらどうしようとか、微妙に心臓に悪かった。

ヴェローナを出ると、北イタリアの山岳地帯に入るようで、見える景色は山がちになっていく。
どんどんアルプスへ向かって、オーストリアとの国境を超えるあたりで、車内でのパスポートコントロール。
EC国内の移動だったらパスポートチェックはいらないとばかり思っていたので、ちょっとびっくり。
まぁ、見せるだけで質問もなにもされずに終わったわけですが。
さらに、オーストリア鉄道の検札も、改めて回ってきます。
実は鉄道で国境を超えるのって、むかーし乗ったユーロスターでドーバーをわたったとき以来。鉄道の旅も楽しいかも……荷物重いけど。

DSC01456.JPGんで、イタリア・オーストリアの国境あたりから、町並みもちょっと変わってきます。
文化圏が違うってことなんだろうな(あたりまえか)
車内アナウンスでもドイツ語が使われるようになり、駅名もイタリア語とドイツ語が併記されるようになり、これもまた面白い。
日本にはないもんな。

オーストリアのインスブルックに到着するころには駅名もドイツ語のみの表記になり、インスブルックをすぎるといよいよドイツへ。
もう、ここまでくればミュンヘンは近い。
車内も、どんどん人が降りてしまって、乗ったときは全部埋まってたコンパートメントも、私とマリオさんの老夫婦だけになった。

老夫婦はイタリア語しか話せないようで、特に私と話すわけでもなんでもない。
ご主人のほうがヒマつぶしにかクロスワードに夢中になっているところへ、奥さまが風景やら何やらいろいろ見ていては、いろいろ話しかけていた。
(名前は、奥様がご主人に向かって「マリオ、マリオ」と呼びかけるのでわかったんだw)
どうやら2人もミュンヘンへ行くらしく、駅に近づいてくると、ご主人が地図を出して道やらをチェック。それを奥様が見ている、と。
なんだか微笑ましい。

DSC01468.JPGそしてようやくミュンヘン到着。
ご主人が、またもや荷物をおろすのも手伝ってくれました。ほんとありがたい。
一人で旅行してると、人から受ける親切が身にしみます。なんかものすごくうれしいね。

見慣れたミュンヘン中央駅で、結局、お昼は買い損ねてリンゴ1個だったしもう19時も回っていたしで、めんどくさいからチェックイン後に部屋で済ませてしまうということに決め、売店で酢漬けニシンのサンドイッチと缶ビールを買ってホテルへ向かった。
本気で荷物が重いので、駅降りてすぐのホテルにしておいてよかった。
部屋についたらすぐに重いものを梱包して、明日とっとと日本へ送ってしまうことにしよう。