【2005.03.25】
今日は3月25日金曜日。
ミュンヘンを観光……の前に、昨晩梱包した荷物をポストオフィスで発送してしまおうと、雨の中(そう、今日は雨だった)ミカン箱抱えて駅前へ。
「ポスト」の看板はあるけど、ATMもあるけど、入り口が見つからない。なぜだ?
ホテルに戻ってフロントで聞いてみると。
「今日はイースターなのよ」
そう、今日は3月25日金曜日。2005年のイースターの金曜日。つまり祝日。日曜と一緒であらゆる店だなんだが休みの日。忘れてたよ。
仕方ないので荷物を部屋に戻し、観光三昧することに。
実はミュンヘン4度目だっていうのに、未だに見てない場所はいっぱいある。いつも買い物ばかりしてしまうから(笑
まず、マリエン広場に面したお屋敷にある、狩猟博物館。
狩猟と漁に関するものを集めたものらしく、獲物の剥製(動物に限らず魚まで)やら道具やらがいろいろ展示されている。意外に中は広くて見応えあり。
で、一つ気になったもの。「Wolpertinger」
説明プレートには以下のように書いてある(辞書に載ってないというか、たぶんラテン語入ってて全部はわからん)
Klasse/種:Saeugetiere/ほ乳動物(Carnivora/食肉目)
Ordnung/目:Raubtiere/肉食獣(Carnivora/食肉目)
Familie/科:Marder/テン(Mustelidae/イタチ科)
Art:Wolpertinger, vulgo Kreiss(Crisensus bavaricus)
Unterart:Niederbayerischer Wolpertinger(Crisensus bavaricus)
ヒトコトで言うなら、いろいろな野生動物のパーツを会わせたキメラってところだろうか。
バイエルン地方でどーたらというのはわかったんだけど、私のドイツ語能力じゃそれ以上がさっぱりわからない。
いったいどんな謂れがあるのかすらわからない。
部屋に戻ってGoogleで検索したけど、出てくるのは独語のサイトばっかりだし。http://www.josefbauer.com/waidlaseitn.htm
それはそれとして、ミュージアムショップでWolpertingerのぬいぐるみはゲット。
狩猟博物館を見終わって、次はレジデンツへ。
イースターということで、マリエン広場には、聖ミヒャエル教会から聖歌を歌いながら行進してくる人たちがたくさんいるようだ。
今日に限っていえば、ミュンヘンの教会は、観光名所ではあっても普通にミサを執り行ったり等の活動をしているため、教会巡りはちょっとやりづらい。
ミュンヘン自体は何度来てても、レジデンツの見学は初めてだ。
話によると、午前と午後では展示するエリアが違うらしい。あとで午後の時間にも見に来よう。
イタリアのきらびやかな内装の宮殿もきれいだったけれど、私はやっぱり、ちょっと押さえめな装飾のほうが好きだ。全部が全部きらきらしてると疲れてしまう。
大理石のモザイクもきれいで好きだけど、組木細工のモザイクも好きだとか、あれこれ比べつつ見てしまった。
自分がドイツびいきなのを再確認したというところか。
もちろん、レジデンツ内にもロココ風(でいいのかな?)に派手に飾られた部屋もあって全部が全部シンプルというわけではないけれど、比べると、やはりイタリアのほうがハデだという印象がある。
もちろん、一部しか見ていないから本当にそうなのかはわからないけれど。
レジデンツの締めは玉座。椅子に張られた布地の赤がとてもきれい。
……玉座って、見ると座りたくなるよ、猛烈に。
レジデンツ宝物庫も見学。
ここにはレジデンツ(というか、バイエルン王家)のお宝が集められている。もちろん、各種王冠も。
黄金と宝石で飾られて、彫金師いい仕事したな! と思えるようなきらきら輝く宝物がいっぱい……が、その中でもひときわすごかったのがコレ。金と宝石でできた、「聖ゲオルグの竜退治」。
黄金と宝石がきらきら輝いていて、溜め息がでるわ。
他にも宝剣やら水晶を彫った印章やら、何より金やら宝石やら貝細工やら、いろいろなもので装飾された宝箱(別に宝箱じゃないんだけど)と宝物オンパレード。
とてもきれいだった。
レジデンツを見終わってみると昼はとっくにすぎていて、朝ご飯をしっかり食べたにも関わらずおなかはペコペコ。
さて、お昼はどうしようかとおもったけれど、マリエン広場に戻って目に止まった、カフェ・リシャルトへ。
カフェ・コンディトライという、本来はお茶と自家製ケーキを出す店なのだけど、軽食もあるようだったのでここに決定。
私は、非常に空腹だったこととドイツの基本皿サイズをすっかり忘れていたことで、あろうことか2品……小さなパンのついたトマトのクリームスープとシュペッツレのチーズ焼き(シュペッツレはドイツ風パスタ)を頼んでしまった。
結果、来たものには、「小さいパン」といっても山パンの6枚切り食パンくらいに相当する量があると思われる黒パンと、どんぶり一杯くらいの量のスープ。食べても食べてもスープが減らないのは気のせいだろうかと思い始めたころに、続いてゆうに2人前は十分あると思われる大きな皿に、これまたどんぶりサイズのサラダ付きのシュペッツレ登場。「付け合わせに少しの野菜」とか書いてあったけど、全然少しじゃないどころか「付け合せ」の量じゃない。
確かにパンはおいしい。皮がカリカリで中がもっちりしてて、すごくおいしい。スープもおいしい。シュペッツレもおいしい。サラダも、ヨーグルトのドレッシングでかなりおいしい。
だがムリだ。私は結構食べる方だとは思うが、それでもムリだ。絶対ムリ。
……半分食べるのがやっとだった。
ちなみに、隣の席は夫婦連れだったのだけど、ふと見たら奥様のほうがケーキ2個を完食していた。
ケーキは、先日フィレンツェで見たあのティラミスと同等、コージーコーナーのナポレオンパイ並かそれ以上のサイズ。
それを2個。日本で言うなら、小さいホールケーキを1個まるまる完食したくらいの量に相当するはずだ。
ありえん。
腹いっぱいになり、歩き回って疲れたのでいったんホテルへ戻ろうと考え、マリエン広場からカールス広場へと歩いていると、聖ミヒャエル教会から少し離れたところにある、ガイドブックにも載っていない教会に立ち寄った。ちょうどミサも何もやっていなかったようなので。
ここはかなり新しい(といっても、建立後100年くらい?)教会らしい。
内部の壁に沿って、キリストがゴルゴダの丘に登って張付けにされ、再び復活するまでの様子を表した像がぐるりと順番に置いてある。
何気なく見ていると、ここを訪れた人たちが並んで、順番に、とある胸像に手を当てて祈っているのが見えた。
Pater Rupert Mayerという人で、第二次世界大戦中にミュンヘンで何かをした偉大な人物らしい。
何がどう偉大なのかは、ドイツ語だったのでよくわからなかったが。
なんだろう、何か、逮捕されたときのような写真があったりしたので、もしかしたら、大戦中にナチスに抵抗したとかなのだろうか? ちなみに、没年は1944年。
日本でも「福者ルーペルト・マイヤーの生涯 (ミュンヘンの使徒)」という本が出版されているようなのだけど、いったい何をした人なのかがさっぱりわからなかった。
わからないものは仕方がないので、途中で飲み物を買ってホテルに到着。
……ついたとたん、いきなり雨が本降りになった。
メモリいっぱいになった写真を吸い上げて整理してたらもう日暮れ。
全然おなかも空かないし、疲れたしで、今日はもう寝てしまうことにする。